arts accessibility lab

片岡 亮太(かたおか りょうた)

和太鼓奏者/パーカッショニスト/社会福祉士(全盲)、筑波大学附属視覚特別支援学校高等部音楽科非常勤講師。2016年に今後の活躍が期待される若手視覚障害者に贈られる「第14回チャレンジ賞」(社会福祉法人視覚障害者支援総合センター主催)、2019年には今後の活躍が期待される若手障害者に送られる「第13回塙保己一(はなわ ほきいち)賞奨励賞」(埼玉県主催)受賞。演奏活動に加え、ダイバーシティやインクルージョンなどをテーマとした講演、執筆を多数実施。

田中みゆき(たなか みゆき)

キュレーター/アクセシビリティ研究/社会福祉士。「障害は世界を捉え直す視点」をテーマに、カテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の⾒⽅や捉え⽅を鑑賞者とともに再考する。2022年ニューヨーク⼤学障害学センター客員研究員。主な仕事に、「音で観るダンスのワークインプログレス」(2017-2022年)、「視覚言語がつくる演劇のことば」(2020-2022年)など。主な書籍に、『誰のためのアクセシビリティ?』(リトルモア)、『ルール?本 創造的に⽣きるためのデザイン』(共著、フィルムアート社)がある。

中谷 優希(なかや ゆうき)

アーティスト。ケアや暴力などを主題とし、静的な絵画のモチーフを動的な体に移植することで、画面に固定された意味を更新していくパフォーマンス作品を制作。精神・発達障害の当事者として、自身に必要な鑑賞と制作の「環境」について探究・実践を行う。また、舞台美術を主軸とし演劇に携わっている。主な発表に「庭の話し」(2024・京都芸術センター)、「第1回 MIMOCA EYE/ミモカアイ」(2022・準大賞・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)など。

南雲 麻衣(なぐも まい)

平成元年生まれ。ダンサー、俳優、アーティスト。幼少時からモダンダンスを学び、現在は手話を活かしたパフォーマンスや演劇など、身体表現全般に活動を広げる。カンパニーデラシネラ『鑑賞者』出演(2013年)、百瀬文《Social Dance》出演(2019年)など。音声言語と視覚言語を用いた複数言語の「ゆらぎ」をテーマにした《母語の外で旅をする》(2024) 東京都現代美術館で展示。言語以前の表現に興味がある。

森田かずよ(もりた かずよ)

先天性の障害を持って生まれ、18歳より表現の世界へ。ダンサー、俳優として活動。国民文化祭、庭劇団ペニノ、アジア太平洋障害者芸術祭など国内外の多数の公演に出演。東京2020パラリンピック開会式ソロダンサー。NHKドラマ『パーセント』出演。近年は障害のある人を含めた多様な人とのワークショップやダンス公演の演出を行う。福祉をたずねるクリエイティブマガジン「こここ」にて「森田かずよのクリエイションノート」を連載中。

山崎有紀子(やまさき ゆきこ)

アクセシビリティアドバイザー。聴覚障害当事者としての知見をもとに、舞台芸術におけるアクセシビリティの向上に取り組む。アドバイザー活動、執筆、舞台アクセシビリティに関するコミュニティの創設・運営、アドボカシー活動を通じ、インクルーシブな観劇環境の実現を目指している。きこえない宝塚歌劇ファンの会/Surfvoteライター/「We Need Accessible Theatre!」署名活動/アーツカウンシル東京 アクセシビリティ講座登壇。